元上司の英語
2011年 08月 19日
皆さん、こんにちは!
お元気ですか。
今日は私が海外で会社勤めをしていた時の、
直属の上司の英語について書かせてください。
( *・ω・* )ノ
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私は証券会社のベンチャーキャピタル部門で、
Yさんという日本人男性の秘書をしておりました。
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Yさんは温和で優しい方でした。
何より、入社試験時の面接担当であり、私を雇ってくれた恩人です。
Yさん、あの時はありがとう!
♪(* ̄∇ ̄)/メニーサンクス
.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:
Yさんの英語を初めて聞いた時はたまげました。
∑(O_O;)
私も決して、人のことをとやかく言えるレベルではありませんが、
Yさんの英語の発音はとにかくベリー・ジャパニーズ(とても日本的)だったのです。
r や f、 thの発音は全て無視です。
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日本人の英語を揶揄して、
「イングリッシュ」ならぬ「ジャングリッシュ」と呼んでいる人達がいましたが、
Yさんの英語はまさにそんな風に聞こえたかもしれません。
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そんなYさんは日本の最高学府、東京大学を出ておられ、
MBAホールダーでもありました。
当たり前のことかもしれませんが、学歴と発音は関係ないのですね。
(  ̄∇ ̄ ;)/
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ところで、Yさんの英語は国際社会で通用するのでしょうか。
(● ̄  ̄●)
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それがですね、Yさんはディベートの達人だったのです。
Σ(・ω・ノ)ノ
ネイティブスピーカーのベンチャー企業の社長達が、頻繁にYさんを訪れ、
そこでYさんは彼らと1時間でも2時間でも白熱の議論を展開させるのです。
Yさんは決して饒舌ではありませんでしたが、
使う単語が常に、話の的を得ているのです。
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もちろん、その時もYさんはジャングリッシュ(失礼!)で通すのですよ。
(o ̄∇ ̄o)/ グドモーニング
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日々、Yさんの英語での会談内容を聞いていくにつれ、
私は「どのように英語を喋るかではなく、何を喋るかが重要なのだ」という
意識が芽生えはじめました。
p( `・ω・´ )q
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いくら綺麗な英語を喋っても、中身のない内容では、会話は続きません。
ことにビジネスの世界では、
相手に訴えかけるものがあり、はじめて戦力になりうるのです。
p( ̄_ ̄ )
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いつも熱く語ってしまうのですが、英語力の源は、国語力だと思います。
これは大学入試などで出題される、英語論文で特に言えるのではないでしょうか。
読み手の心を打つ文章に、高得点が与えられます。
幼いうちから、日本語での会話や作文の技術を磨くことは、
将来の英語力に必ずよい影響を及ぼすと思います。
( ´ ▽ ` )ノ
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世界で英語が広く喋られている今、
"Globish"「グロウビッシュ」
(主にネイティブ以外によって喋られている地域独自の英語を指します)
の台頭をよく耳にするようになりましたね。
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小学校で英語教育が始まったのであれば、
英語圏以外で、どのような英語がどこで喋られているかなど、
国際社会での英語のあり方について、もっと教えてもいいのかもしれません。
(〃⌒_⌒)/ミナサンドウオモイマスカ?
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Yさんは退職後、帰国され、
現在は関西のある大学の経済学部で、教鞭をとっていらっしゃいます。
Yさん、心よりご多幸をお祈りしています。
o(*⌒―⌒*)o
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お元気ですか。
今日は私が海外で会社勤めをしていた時の、
直属の上司の英語について書かせてください。
( *・ω・* )ノ
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私は証券会社のベンチャーキャピタル部門で、
Yさんという日本人男性の秘書をしておりました。
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Yさんは温和で優しい方でした。
何より、入社試験時の面接担当であり、私を雇ってくれた恩人です。
Yさん、あの時はありがとう!
♪(* ̄∇ ̄)/メニーサンクス
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Yさんの英語を初めて聞いた時はたまげました。
∑(O_O;)
私も決して、人のことをとやかく言えるレベルではありませんが、
Yさんの英語の発音はとにかくベリー・ジャパニーズ(とても日本的)だったのです。
r や f、 thの発音は全て無視です。
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日本人の英語を揶揄して、
「イングリッシュ」ならぬ「ジャングリッシュ」と呼んでいる人達がいましたが、
Yさんの英語はまさにそんな風に聞こえたかもしれません。
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そんなYさんは日本の最高学府、東京大学を出ておられ、
MBAホールダーでもありました。
当たり前のことかもしれませんが、学歴と発音は関係ないのですね。
(  ̄∇ ̄ ;)/
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ところで、Yさんの英語は国際社会で通用するのでしょうか。
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それがですね、Yさんはディベートの達人だったのです。
Σ(・ω・ノ)ノ
ネイティブスピーカーのベンチャー企業の社長達が、頻繁にYさんを訪れ、
そこでYさんは彼らと1時間でも2時間でも白熱の議論を展開させるのです。
Yさんは決して饒舌ではありませんでしたが、
使う単語が常に、話の的を得ているのです。
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もちろん、その時もYさんはジャングリッシュ(失礼!)で通すのですよ。
(o ̄∇ ̄o)/ グドモーニング
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日々、Yさんの英語での会談内容を聞いていくにつれ、
私は「どのように英語を喋るかではなく、何を喋るかが重要なのだ」という
意識が芽生えはじめました。
p( `・ω・´ )q
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いくら綺麗な英語を喋っても、中身のない内容では、会話は続きません。
ことにビジネスの世界では、
相手に訴えかけるものがあり、はじめて戦力になりうるのです。
p( ̄_ ̄ )
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いつも熱く語ってしまうのですが、英語力の源は、国語力だと思います。
これは大学入試などで出題される、英語論文で特に言えるのではないでしょうか。
読み手の心を打つ文章に、高得点が与えられます。
幼いうちから、日本語での会話や作文の技術を磨くことは、
将来の英語力に必ずよい影響を及ぼすと思います。
( ´ ▽ ` )ノ
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世界で英語が広く喋られている今、
"Globish"「グロウビッシュ」
(主にネイティブ以外によって喋られている地域独自の英語を指します)
の台頭をよく耳にするようになりましたね。
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小学校で英語教育が始まったのであれば、
英語圏以外で、どのような英語がどこで喋られているかなど、
国際社会での英語のあり方について、もっと教えてもいいのかもしれません。
(〃⌒_⌒)/ミナサンドウオモイマスカ?
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Yさんは退職後、帰国され、
現在は関西のある大学の経済学部で、教鞭をとっていらっしゃいます。
Yさん、心よりご多幸をお祈りしています。
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by alice_english
| 2011-08-19 20:55
| 英語教育
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